被写界深度の説明。
おはようございます。
カメラが趣味の方や、
仕事でマイクロスコープや顕微鏡を使う方は詳しいと思われます。
わからない方は
ウィキの情報で(笑)
以前より苦労しているのが、撮影時のピント合わせ。
超小型の稚魚や卵、生体も小さいので広角レンズなどでは精細な画像を残せない。
私の使うミラーレス一眼カメラで使用しているレンズが
という結構高価なマクロレンズです。
ピント合わせはマニュアルしかなく硬派なレンズですね(笑)
どちらにせよ、水槽内はほぼAFがうまく働かないので問題ありません。
題名の被写界深度なんですが、
画像で分かりやすく説明しましょう。
Coステルバイの子供を撮影してみました。
元画像自体はJPEGですが、30MBもの容量がありました。
それをブログ用に圧縮したのが上の画像です。
約1/10の容量まで圧縮されています。
被写体がこの大きさのまま見たら生体全体にピントが合っているように見えますが、
トリミングして拡大するとピントの合っている部分が目から背びれ付近までだとわかります。
赤枠の部分ですね。
このピントの合っている部分が「被写界深度」と呼ばれています。
絞りが5.0なので10.0程度まで絞るともっとピントの合う部分は増えるわけですが、
画像を撮影していないのでその辺はまたおいおい。。
これが「被写界深度」なんですが、、
こんな浅い状態だとピントブレした画像ばかり撮影しているわけですよ(笑)
失敗例
もうね。。1cmくらいの生体相手に手持ち撮影+マニュアル合わせ。。。
こんな感じになるのが圧倒的に多くなりますね。
全体的に合ってませんね。。
回避策は、
周辺を明るくすることですね。
8~10程度まで絞れば被写界深度が深くなるのでそれくらいの光量が必要だと思います。
別の画像で確認。
このような小さな被写体を考えない画像であれば被写界深度をあまり意識しないで撮影できます。
手前はぼやけていますね。。。
中から奥はピント合っているところですね。
しかし、全体画像としてみる場合全然問題ないと思います。
マイクロスコープ(顕微鏡)で数千倍とかで撮像すると、ピント合わすの大変なんですよ。
これ、基板上の金メッキ部分を拡大した画像なんですが、2500倍。
人がそばを歩くだけでブレてしまいます。
台、設備にも防振を施しても難しい。。
特に弊社は設備が稼働しているので余計にダメですね。。
上の画像はミクロン単位しか被写界深度がありません。
拡大すれば拡大するほどその傾向は大きくなるということです。
マクロレンズは等倍でさらに被写体に近づいて撮影できるメリットの代わりに
被写界深度が犠牲になっているわけですね。
その特性を利用した撮影方法がいろいろあるみたいなんですが、その辺勉強不足で。
こういう花を撮影するにしても、周辺にも気を配ってボケを美しく見せることなどあるそうです。
そういうのも、興味がわけば勉強します(笑)
今のところ熱帯魚撮影ではあまり意識しないでいいと思ってるんで。。。
今日の1枚
水替え後、ゲオフロイのペアがTポジション。
すぐにビンヘンロイのメスがやってきてゲオフロイのオスにアタックする・・・・
コリドラスはハイブリッドが多いとかいえ、さすがに種類が違いすぎるでしょ。