会社で熱帯魚のブログ

強制的に会社に水槽を設置!!!マクロレンズで撮影。。

会社の会議室等で半強制的に設置した水槽に関して書いていきます。オトシン・コリドラス等、小型魚メインになります。
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オトシン図鑑008 ハロルドイ 2022/5/17更新


おはようございます。
個人的にお気に入りオトシンです。


2022/5/17 雌雄判別で焼かりやすいオスの画像が撮影できたので追加しました。



ハロルドイ


名前もいいですよね~~。。


学名 Parotocinclus haroldoi
パロトシンクルス属、日本語では他に、パラオトシン、パラオトシンクルス、パロトキンクルスとか表記されます。
略してPa. と表記されることもあるかも。





ですので日本語だと
パロトシンクルス・ハロルドイ
となります。
上にも書いてますが、パラオトシン、パラオトシンクルス、パロトキンクルス どれでもokです。


特徴
・ 最大体長 オス 約4cm メス 約5cm
・ 虹彩の可変遮光板がある。(=オメガアイである パロトシンクルス全般)
・ 水槽に馴染んだ個体はサドルと呼ばれる、(背鰭から尾鰭までの間の)体上部にある複数のメラニンの塊は見えにくい 注1
注1 入荷直後や水替えなどで色が飛んだ状態ではサドルが見えるようになります。


学術的な特徴
・ 黒い体色に白く丸いスポットが全身に現れる。各ヒレにはスポットがない。注2
・ 腹部が比較的大きいウロコで完全に覆われている
・ 発達した脂鰭を持つ (生息域が近い同属cabessadecuia・spilurus・seridoensisなどと区別できる特徴。この三種は脂鰭がほとんど発達していない。
特にPa. cabessadecuiaはハロルドイと同じ水系産で、腹部も完全に覆われてます。)
  
注2 白いスポットと書かれてる紹介が多いですが(僕も書いてます)成魚で最大体長に迫ると黄色くなる傾向があります。
ただ、飼育下による変化なのか自然な変化なのかはわかりません。




よくスピロソーマと混獲?され同時に輸入される(実態はよくわかりません)
スピロに関しては別の図鑑を用意します。
スピロとハロルの見分け方もそちらで書きますね。
ちらっとハロルの特徴を

白のVラインとまっすぐなラインが真ん中へんで切れてるのが特徴です。
乱れている個体もいるのでわかりにくい場合もあります。



原産地
日本に入る際のインボイスではパルナイバ川産が多いでしょうか。
論文では (6)セアラ― (9)マラニョン (17)ピアウイが生息域のようです。




推奨飼育環境


水温:20度~28度 
水質:弱酸性~中性 軟水


多分に漏れず高水温より25度以下くらいがいいと思います。


性格
環境により大胆だという方、隠れて出てこないシャイだという方分かれますね。
個人的には、幼魚(4cm未満)だと昼間でも動き回り餌を探していますが、5cmを超えてくると出てこない印象があります。







混泳
穏和であるため、攻撃性のないタンクメイトなら可。
オトシン全種そうですが、朝を食べるスピードは遅いので大食漢の他種が多くいると痩せていきます。
本種とスピロソーマ系は底に定位する習性があると思われます。
同じ習性のプレコ、コリドラス、ローチ類と餌取りで競合するため同一習性の生体とは分けて飼育することが望ましいと思います。





人口餌も食べますが、植物性~動物性バランスよく与えることが大事です。




毎回書きます(笑)
オトシンだからコケ食べてるんでしょって思わないでください。
雑食傾向が強いですし、茶ゴケ以外のコケや藻はほぼ食べません。






販売価格
2021~
@2000~4000くらいでしょうか。。


噂では現地ブリードの個体が出回っているのなどありましたが、真相はわかりません。
ただでさえ現地価格安い生体でブリードするんかな~~??って疑問がありますよ。


ただ・・・サイズは小さくサイズがほぼ同じのが輸入されてます。
この辺が噂の信ぴょう性が高い感じがするところですよね。
実際、一部shopで「現地ブリード」の表記付きで売られていたことがありました。


2022/5/17 追記
shopの方も「これ、ブリードっぽいよね」って話されますね(笑)
だんだん入荷サイズが小さくなって、まとまった数なのに同じサイズばかり(笑)




雌雄判別


・ オスの吻部が短いことが多い
・ オスの鼻腔が大きくなることが多い
・ メスの腹部が膨らみやすい
・ オスのスポットが大きい気がする
・ メスのほうが大きくなる


僕も雌雄そろえてるんですけど(産んでますので)まともに撮影させてくれないので
下記の画像はオトシンクラブの方に借りました(笑)

こちらがオス。


2022/5/17追加

拡大

鼻腔の大きさが結構目立ちますね。
ほんとはお腹側から撮影すれば、吻部の短さもわかりやすいんですが撮り損ねました。




こちらがメスのようです。


さて、いろんなオトシンの雌雄判別ポイントを書いていますが、SHOPで単独を見てもさっぱりわからないと思います。
気心知れたSHOPでプラケースに複数匹入れてもらい確認するとなんとなく違いが見えるかもですね。
ハロルドイも上記画像ではわかりやすいですが、きっちり真横ではなくちょっとでも角度つけて確認すると吻部が短く見えたりしますので要注意です。


両方写ってる画像もお借りしましたよ。

手前の小さいのがオス
奥がメス。
オスの特徴が出てますね。
吻部短い。
メスより小さい。
しかしながらスポットの大きさは差がないですね(笑)



ちなみに

こんな角度で見たら全然わからないですね。
いや、
マニアさんが見たら即座に「メスですやん」
って言われるんでしょうね(笑)



繁殖難易度(★★☆☆☆)
え~~、、ネグロを1つとして本種は2つとします。
理由なんですが、オトシンクラブのメンバーだけでも5名は産卵~孵化しています。
狙って産卵させれるのは1~2名だけで僕含めて3名は知らんうちに子供が~~って感じです。
ということで、雌雄そろって適正な飼育とタイミングよく水替えできれば産卵する種だと思われます。
ただし、ネグロのようにお腹の大きなメスがいれば確実に産卵するわけではありません。
僕も1年以上お腹がパンパンなまま産卵していなかったと思います。
今のところ確実に産卵を促す方法が確立されているわけではないかと。。


ヨークサックが無くなったころですね。


生後1か月くらいでしょうか。。ここまで成長して生まれてたの気が付きましたよ(笑)


生後2か月くらい。
やっとハロルドイらしくスポットが鮮明になりました。


こちらが動画です。

高解像動画シリーズ007 パロトシンクルス・ハロルドイの子供


飼育難易度(★☆☆☆☆)
結構丈夫な部類であると思っています。
水質変化にもある程度適応力もある感じで並オトシンより飼いやすいと思います。


まだ若い個体。
確実ではないですが、若い個体ほどスポットが白いと思われます。
成熟すると黄色くなりやすいのでは。。


寿命
現在の飼育年数情報求む(笑)
正直、レアオトシンの平均寿命などの情報は皆無ですね。
オトシンクラブのメンバーさんもこの寿命ってなくてもいいんじゃ?って言われてはいるのですが、
まあ、オトシンに興味を示した方が え、状態よく飼育すればそんなに長生きするの?
って情報だけでもいいと思っています。



協力
「オトシンクラブ」のメンバーさん。

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