オトシン属の繁殖④ (導入について)
おはようございます。
オトシン属の繁殖 ④ です。
①
②
③
もし新規で水槽を立ち上げることを想定したうえで説明します。
新規に立ち上げる場合、他のオトシンが安定して暮らせている飼育水を半分ほどいただきましょう。
そうすることで新規水槽の立ち上げは瞬時で出来上がります。
個人的には底床はどっちでもいいと思ってます。
ただサーキュレーター等で結構強い水流ができるエリアを作ってやることが重要です。
そのため、底床の砂やソイルが舞ってしまう可能性もあるのでベアタンクでも可です。
水槽立ち上げ時が一番幸せなアクアリスト多いはず。。。
フォルターはなんでもいいですが、吸い込み口は必ずスポンジを付けてください。
卵産んでも気が付かず稚魚に孵り吸い込み口に全部吸われてしまうことになります。
まずオトシンに強いSHOPに出向きましょう。
強いというのはオトシンの弱さを知りつつ仕入れを行い、状態を上げてから販売できるSHOPさんのことです。
繁殖を目指すなら、5匹程度は連れて帰りたいですね。
オス比率が非常に低い種が多いオトシン属。
正直5匹全部メスである可能性もあります。
関西なら
Green Note さんおすすめかな。
あと
finさんも。
個人的にはテイラーズさんや、バルーンさん、トールマンさんもおすすめなんですが、
繁殖を前提に考えるなら勧めません。
展示水槽数が多く、比例して仕入れも多いからお目当ての種類も入荷しやすいことはメリットなんですが、管理面が個人小型店に比べると手薄になるのがネック。
状態を上げる前に販売しちゃう傾向がありますよね。
致し方ないことなんですよ。仕入れ量も多いから短期間で捌かさないとだめ。
関東は結構ありそうですね。
F東京さんとかつきみさんとか。。
両方通販でしかお世話になってないですけど。
上に書いたGreen Note fin F東京 つきみ 4店舗は入荷時に弱ったオトシン属を立て直せる技量を持っているんだと思います。
SNS等で出てこない技術のあるお店も多いかもしれません。
(そういうお店教えてください)
繁殖を目指すなら、お迎えした時点で状態がいい個体でないとしんどいです。
あと、導入直後が一番繁殖しやすいタイミングでもあるのです。
オトシン属の繁殖のトリガーは水質・温度・水位の変化だと思います。
よって、SHOPの環境から自分の水槽に入る際 大幅に上記3つの項目(水質・温度・水位)に変化があり、
産卵行動を活性化させる要因です。
ですので、問屋から入荷直後やSHOPで弱ったままの個体ではそのトリガーを使っても繁殖どころではないということですね。
ですので今回の記事、「導入について」をわざわざ書いたのはそのためです。
事例として
去年10月前半にお迎えし10/20には産卵を確認しています。
ほぼ2週間で導入直後というわけではないですが、導入後1回目の水替え含めてトリガーだったのではないかと思われます。
今回はここまで。
最後はまとめを書きましょう。
今日の1枚
たぶんハイブリッド個体
Hisonotus thayeri (ヒソノートゥス・セイヤリー) ×
Hisonotus vireo (ヒソノートゥス・ヴィレオ)
同族の混泳は気をつけないといけません。