大手車載部品メーカーが民事再生法ですって。
おはようございます。
熱帯魚の話じゃないんですね。。
さて、大手車載部品メーカーのマレリが民事再生法申請とのこと。
なんと仕入先が471社もあるとのこと。。
マレリからの受注が多くを占める外注さんはまずいことになるんでしょうね。
なんでこんな話題を出したのかというと、、
ほら。。車ってコロナでも景気いい話多かったじゃないですか。。
2021年度決算の売上高が過去最高とか話題になってたような。。
2022年も円安による差益で決算は黒字になるんじゃなかろうか。
あれ??
じゃあなんでその車メーカーに納める部品を手掛ける大手が民事再生法??
知り合いの実装会社も車載系の仕事は多いって話していたし、設備メーカーも車載系の会社は調子がいいって聞いていましたよ。
結局はトヨタ系の仕事をしている会社は調子いいけどその他はそうでもないということか?
細かい話は伏せるけど、コロナ+戦争での素材不足は非常に大きな問題になっていきそうですよね。
円安で製造業に追い風っていってもですね、、
実は、半導体不足がやばい状況を作ってるんですよね。
ただ単に製造が止まるだけでなく、その不足する半導体以外は仕入れが済んでいる。
これがどういうことになるたというと、、
納品できないのに大半の部材費は先に支払わないといけない状況ってことです。
要は資金繰りが悪化していくんですよね。
注残は増えて黒字化してるのに余剰在庫を抱えすぎて首が回らなくなるんですよね。
弊社は極力自社在庫を抱えずユーザーに支給してもらう方針があるのでこの状況下では問題ないんですが、ある程度大きなEMS企業だと自社調達が多いので危険ですね。
マレリさんは倒産ではなく民事再生法申請なので、業務は継続するんでしょうけど主要取引先銀行関係などの圧力でいろんな部分がそぎ落とされて外注さんもがっつり切られていくことが容易に想像できます。
他の分野にも伝染して大きなうねりにならなければいいのですが。。