会社で熱帯魚のブログ

強制的に会社に水槽を設置!!!マクロレンズで撮影。。

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オトシン属の繁殖

おはようございます。


以前オトシン属の繁殖の記事を5つに分けてUPしました。
今回はそれをつなげて1本の記事にしています。


{オトシン属の繁殖}


ここ5年で日本に輸入されてくるオトシン属。


並オトシンが5種くらい?
ネグロ。
ゼブラやニューゼブラ。
バンパイア系やボルケーノ。
ジャイアント数種類
パラトシンクルス属はたくさん。
ヒソノートゥス属数種。
グリーンファロエラ数種。
オキシロプシス属数種。
ナンノオキシロプシス属、
ライノトシンクルス属などなど。。



結構盛りだくさんな種が輸入されましたね。
オトシンクラブの方が書き記しているオトシンの種類としては実に200種を超えているそうですので、日本に輸入される種はほんの一部ということですね。



そのうち知ってる範囲で産卵~育成ができている種はそれなりにいます。
言わずと知れたネグロさんは初心者でも増えたりしますので除外。



並オトシンと呼ばれる中でも1~2種のブリードに成功されている方もいますが、オトシンクラブの方にはいません。


人気のゼブラやニューゼブラは国内で繁殖事例あるんだろうか?海外ではあるようなことを聞いたことがあります。


海外の話などは分からないので、国内のオトシン属の繁殖について書いていきましょう。


では数少ないオトシンマニアが細々とブリードにトライしています。


私が知ってる範囲では


Otothyropsis piribebuy (ネグロ)
Otocincrus mura  (ムラ)
Nannoptopoma sp.(ホワイトバンパイア)
Nannoptopoma sp. (ボルケーノ)
Hypoptopoma spectabile (スペクタビレ)別名バンパイア
Hypoptopoma gulare(グラレ) 別名ジャイアントやシャークフィン
Nannoxyropsis acicula (アシクラ)
Oxyropsis.acutirostra (アクティロストラ) 別名マラリア
Curculionichtys itaim (イタイム)
Schizolecis guntheri (グンテリー)
Hisonotus thayeri (ヒソノートゥス・セイヤリー)
Hisonotus vireo (ヒソノートゥス・ヴィレオ)
Hisonotus leucofrenatus (レウコフレナータス)
Hisonotus armatus (アルマータゥス)
Rhinotocinclus britskii (ブリスキー) 別名ブラックサンダー
Parotocinclus cristatus (クリスタータス)
Parotocinclus bahiensis (バイエンシス)
Parotocinclus spilosoma  (スピロソーマ)
Parotocinclus haroldoi(ハロルドイ)
Parotocinclus maculicauda (マクリカウダ)


このくらいだろうか??
SNSとか載せずにブリードされてる方いましたら連絡ほしいです。


結構、、繁殖事例あるもんですね。


あ、
繁殖についてって題名にしていますが、まだなんも考えてないです(笑)
自分自身、繁殖成功(勝手に産んだ)した種自体は多いのでなんとなくつらつら書いてみようと思っただけ。



{繁殖に適した種類}


現実的に


「コケ取り生体」


として売られていることが多いオトシンさんですが、、、


いやいや、、そんなにコケ食べないですよ(笑)
SHOPに騙されたらだめですね。


確かに茶ゴケ(正確には珪藻とも呼ばれる藻類)は大好物ですが、そんなん立ち上げ初期にしか生えてこないし。。
後で出てくる緑コケや藍藻、ヒゲコケなどは全然食べれないです。


あ、
話それた。


戻ります。
SHOPでは並オトシンとネグロが安定供給されていると思います。
ネグロはほぼブリード物が売られており、実際家庭でもよく増える種類です。


方や並オトシンと呼ばれる種は5種類ほど輸入されてきますが、安定的に入ってくる種はほぼ繁殖しないことが知られています。
今はヴィッタートゥスとspコロンビアと呼ばれる種がよく輸入されていると思います。


さて、
ネグロさんはおろんなブログやSNS等で繁殖事例や方法など記事が多いので割愛。



一番繁殖事例が多いレアオトシンは


Parotocinclus haroldoi(パラトシンクルス・ハロルドイ)
でしょうか。

私の繁殖事例的にも他のオトシン混泳水槽内でも産卵確認できていますしコリドラスとの共存状態でも大丈夫でした。



次もパラトシンクルス属です。


Parotocinclus maculicauda (パラトシンクル・マクリカウダ)
ですね。


繁殖に成功した人数的にはハロルより多いのかな?
私も繁殖できていますが、卵も大きく稚魚も大き目。
繁殖後の育成はハロルドイより容易だと思います。


ということで、ネグロ以外で繁殖事例の多いの2種紹介しました。
この2種は4年ほど前から入荷が増えだして、安定して入荷されていますね。
ただ、ブラジル産ですので、大統領がボルソナロからルラに変わったことでまた入荷が途絶えるようになるかもしれません。


今のうちにこの2種のブリードが安定供給されるようになればいいですね。
両種とも非常に綺麗でかっこいいです。


(ハロルは現地ブリード説がありますけど。。。)



{繁殖に適した環境}


繁殖できる環境ということで。。


水槽サイズは?
水質は?
餌は?
フィルターは?
底床は?
水草は?
水流は?
混泳は?


などなど


オトシン属を繁殖できる環境って何だろう??ってとこですね。



今回は個人的な見解になるのでオトシン属の繁殖に成功している方々は異論があるかもしれません。
その辺はコメントいただければ。


さて、、
オトシン億全般なんですけど。
基本的に気弱で攻撃力が低く、摂餌スピードも遅め。


繁殖というより長期飼育ができる環境があることが前提になります。


オトシンってコリドラスやプレコ同様、長生きする種類なんです。
成魚をお迎えして5年以上飼育してるよっていう事例を考えると7~10年は生きるんじゃないかと思われます。
コリやプレコほど長生きさせられないアクアリストが多いと思いますが、水質等の問題ではなく、ほぼタンクメイト化してしまうオトシン属の宿命なのではないでしょうか。


たまにコリドラスを蹴散らす性格のオトシンもいますが、摂餌スピードが遅いためちょっとでも気弱だと食べに来れなくて餓死してしまうことが多くなります。


そういう言う意味でもオトシンを繁殖させるなら、オトシン属だけの水槽を用意すべきです。
それはオトシンを状態よく長生きさせるためにも必要な方法だと思います。


今回は「繁殖」に特化するのでこの話はここまでします。



上に書いたように混泳はできるだけやめた方がいいです。
ただし、混泳でも餌の時間に問題なく摂餌を行えている個体ばかりだと大丈夫。
オトシン同士でも気の強いバンパイア系などは餌を1人じめする傾向もあるので気をつけたほうがいいですね。
弱い個体は餌を食べに底に下りてこれず弱っていきます。


ですので、


広い水槽に単独飼育 が正解じゃないかと思います(笑)


物理的に無理だわ~というのであれば、
他の生体を攻撃しないタンクメイトを吟味することです。
オトシンが「タンクメイト」ではなく混泳させる他種がタンクメイトという考え方ですね。
基本はオトシンがメイン生体であると考えてください。


水質は私のケースだけで書くと


水温23~25°
PH 5.5~7.0
TDS 水替え前100~150 水替え後50程度
硬度は測定してないけど軟水だと思う。


この条件で10種くらいのブリードに成功していますので、決して悪くない条件なんだと思います。


飼育環境は
水槽のサイズは小さいほうで60×45×45 大きいほうで90×45×45
フィルター エーハイム2076 
サーキュレータ―をタイマー管理で夜間以外回してる。
水槽用クーラーで夏場でも27度以下。



単独種飼育してるのは1種のみで、他はすべて混泳状態です。



{導入について}


もし新規で水槽を立ち上げることを想定したうえで説明します。
新規に立ち上げる場合、他のオトシンが安定して暮らせている飼育水を半分ほどいただきましょう。
そうすることで新規水槽の立ち上げは瞬時で出来上がります。
個人的には底床はどっちでもいいと思ってます。
ただサーキュレーター等で結構強い水流ができるエリアを作ってやることが重要です。
そのため、底床の砂やソイルが舞ってしまう可能性もあるのでベアタンクでも可です。

水槽立ち上げ時が一番幸せなアクアリスト多いはず。。。



フォルターはなんでもいいですが、吸い込み口は必ずスポンジを付けてください。
卵産んでも気が付かず稚魚に孵り吸い込み口に全部吸われてしまうことになります。




まずオトシンに強いSHOPに出向きましょう。
強いというのはオトシンの弱さを知りつつ仕入れを行い、状態を上げてから販売できるSHOPさんのことです。
繁殖を目指すなら、5匹程度は連れて帰りたいですね。
オス比率が非常に低い種が多いオトシン属。
正直5匹全部メスである可能性もあります。



関西なら 

Green Note さんおすすめかな。
あと

finさんも。


個人的にはテイラーズさんや、バルーンさん、トールマンさんもおすすめなんですが、
繁殖を前提に考えるなら勧めません。
展示水槽数が多く、比例して仕入れも多いからお目当ての種類も入荷しやすいことはメリットなんですが、管理面が個人小型店に比べると手薄になるのがネック。
状態を上げる前に販売しちゃう傾向がありますよね。
致し方ないことなんですよ。仕入れ量も多いから短期間で捌かさないとだめ。



関東は結構ありそうですね。
F東京さんとかつきみさんとか。。
両方通販でしかお世話になってないですけど。



上に書いたGreen Note fin F東京 つきみ 4店舗は入荷時に弱ったオトシン属を立て直せる技量を持っているんだと思います。
SNS等で出てこない技術のあるお店も多いかもしれません。
(そういうお店教えてください)


繁殖を目指すなら、お迎えした時点で状態がいい個体でないとしんどいです。
あと、導入直後が一番繁殖しやすいタイミングでもあるのです。


オトシン属の繁殖のトリガーは水質・温度・水位の変化だと思います。
よって、SHOPの環境から自分の水槽に入る際 大幅に上記3つの項目(水質・温度・水位)に変化があり、
産卵行動を活性化させる要因です。


ですので、問屋から入荷直後やSHOPで弱ったままの個体ではそのトリガーを使っても繁殖どころではないということですね。


ですので今回の記事、「導入について」をわざわざ書いたのはそのためです。
事例として

去年10月前半にお迎えし10/20には産卵を確認しています。
ほぼ2週間で導入直後というわけではないですが、導入後1回目の水替え含めてトリガーだったのではないかと思われます。


{まとめ}


一時オトシンがプチブーム(半年くらい)な時期がありましたが、今はもうそれも終わって平常運転って感じです。


繁殖が容易になれば綺麗な格好いい種類もいるのでコリやプレコに負けないと思うのはひいき目ですかね(笑)


僕がオトシンの興味を持ったのが4年くらい前でしょうか。そのころはオトシンの繁殖を楽しんでる方は非常に少なかったと思います。


最近ではSNSでもレアオトシンの繁殖できた書き込みとか見るようになり、2020年から2022年に

アクアライフさんがオトシン記事を掲載したのも大きかったのかもしれません。


私も2022年の記事には載っていますけど、他の方々に比べると大雑把な管理でたまたま複数種の繁殖ができていただけだと思っています。


そうなんです。
うちの場合、仕事の関係で水替えが数週間あくことが前提であるため、RO水を使ったり水量を確保するために大きな水槽で飼育していますが、特別変わったことをしていません。


ですので、


・①単独種多頭飼育(オスが少ない・他種からのパワハラ等)
・②定期的な水替えを行うこと。管理が行き届かないならベアタンクが良
・③しっかり管理されたお店からお迎えする
・④水流を発生させる
・⑤餌は動物性も必要
・⑥慣れないうちはよく落ちるが心を折られない


この辺り守れれば大丈夫なんじゃないかと。。


①~⑤までは誰でもやれること。 ③は調べないといけませんが。
⑥がね。
これキツイんですよね(笑)


レアオトシンって大抵3000円以上しますね。
5匹だと15000円?
最近高価なのだと1匹1万超えもあります。
数日で半分落ちたり。。1か月持たず全滅とか。
⑥を回避するには広い水槽に単独種飼育で大幅に問題回避できることがあります。
同じオトシン属でも気の強い弱いがありますので、結構気を遣う必要があります。


正直最初からうまくいく確率は低いと思いますが、以前と違い繁殖dataとかもある程度開示されているわけですからチャンスはあると思います。



オトシン属の繁殖②で書きましたが、ハロルドイもマクリカウダも非常に綺麗でかっこいい種類です。
その2種からトライしてみるのがベストではないでしょうか。


これからオトシンの飼育・繁殖にトライしてみたいという方いましたらご連絡くださいね。
攻撃的でない方という条件などありますのが、オトシンクラブ内で飼育や繁殖談義などもあります。




今日の1枚

4年前 2019年6月。
始めてオトシン・ネグロが産卵~孵化したことからオトシン沼にハマっていったわけです。

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