おはようございます。

前回話がまとまらずギブアップ(笑)

海外に生産をシフト～部品まで現地調達になるところまで書きましたね。

その後、海外製（安い中国や東南アジア製）の部品が使われる比率が年々増えてきている。

理由は大きく分けて2つ。

・コストダウン
・国産メーカーが撤退している

コストダウンに関しては40年前からず～～～とです。
それでも国外に生産移転や海外調達を限界まで行ってきたことによりこれ以上のコストダウンが不可能になってきたのがここ5年？？くらいでしょうか。。
実は10年くらい前から固定経費はもう下げれない状態になって、国の定める最低時給の最低条件での雇い入れなどで乗り切ってきている電子機器製造業。

それでも毎年のようにコストダウン要請を言ってくるメーカーさん。

じゃあ製造する側は、どこでコストダウンを行うんだろう？？

これ、
最初の記事

で書かなかったことになります。。

手抜きする

わけですよ。

検査工程を一部省くことなど。

いろんなところで問題になった検査結果の偽装とかありましたよね。。

これ、末端まで蔓延ってるわけですよ。

ただでさえ、耐用年数が5年以下が多い電化製品。

より厳しくなっている検査基準で検査工数もかかる。
そこで、手抜きをすることで、コストダウン要請に応えるわけですね。

そら、市場でトラブルも増えますわなあ。。

我々製造業に品質悪いんじゃないの？？？、って突っかかってくるメーカーさん。
コストダウン要請してきて、応えなければ競合他社に転作することチラつかせる。
チラつかせるどころか、実際に転作しますよね(笑)

そう。。

海外製の部品を使うからすぐつぶれるというのは間違い。
作りこみの品質も落ちてるんですよ。

上に書いてるのは国内で生産している高付加価値商品です。
それがそんなレベルなんですよ。

通常家電製品、、いろんな大企業が撤退、身売りしましたよね。
この流れは止まらないですよ。

自業自得

ですよねえ。。。

国内回帰とか何年も前から言われていますが、
一回海外に出た仕事なんて国内でコスト合うわけないじゃないですか。

家電業界は瀕死で今度さらに減っていくでしょう。

その流れが時間差で車業界にも来ていますよね。
超高品質レベルの部品しか買わないスタンス（車載専用と呼ばれる）なのに電機関連のリコールが多い。
コストダウンする必要がないくらい利益率高いだろうに、加工業への締め付けが厳しすぎるんでしょう。
家電業界の衰退から遅れて車載業界もやばくなると思いますよ。
なんで車書くの？って思う方いるかもしれませんね。

今や電機業界と車業界は密接な関係ですよ。
1台の車に搭載されるエレクトロニクス製品はすごい種類らしいです。

そんな命に係わる身近な商品もほぼ海外製の部品です。

品質重視といいながら、コストを下げさせた結果。。

電装品がかかわるリコールが年々増えてませんかね～～～～。。。

今日の１枚

たまには真面目に解析とかやってますよ(笑)
最近は労務とか時間取られてるんで高精度マイクロスコープも自分ではあまり操作しなくなったけど。