人を使うって難しい。QCDとは。
おはようございます。
私が勤めているのは小さな零細企業で、従業員は60人くらい。。
EMS製造業でオリジナル商品を持つメーカーではない。
たくさんのお客様からの受注に対して要望通り納品していくわけですが、
まあ、いろいろな問題で納期調整を行っていくわけでございます。
ただ、QCDのD(Delivery 納期)を守ることは当たり前でこれが守れないと次からの受注が来なくなってしまいます。
まあ、いきなり仕事が来なくなるわけでなく、信頼が薄らいでいくわけですね。
Q(Quality 品質) これは弊社にとって一番重要視している部分。
ここ数年の設備投資は検査設備に特化している状態。
それはいいんですけど、結局その設備を使う又は、予定を組む、管理する人間の良しあしで品質(Q)と納期(D)が決まってくる。
「すみません。検査に時間がかかるから納期遅れます」
僕がユーザーとの納期交渉でよく使う文言です(苦笑)
で、
品質重視のユーザーが多いことから、大抵は調整してくれるわけですが・・・・・
納品後。
「不具合発生」
の連絡があった時にはもうね。。
しっかりと検査するから納期伸ばしてもらったはずなのに気持ちが萎えるわけですね。
要はそのあとなんですね。
社内での品質会議でこのことを議題にすると担当者から大抵
「時間がない」
って言葉が出てくるわけですよ。
会社側から時間延長してがんばれとか、、休みの日に対策書仕上げろとか、、
絶対言えないんですよね。
作業する側からの言い訳で「時間が足りない」は伝家の宝刀ですね。。
絶対弊社でしか作れないものならなんぼでも納期など調整しますけどね、
全国津々浦々、弊社みたいな会社は存在するわけでし烈な競争状態にあるということを従業員に意識してもらうのが非常に難しいんですよ。
これが表題になっている「人を使うのむずかしい」につながります。
経営と製造が一体となって会社を盛り立てていく環境が必要・・・
経営(管理)がガンガン
「不良作るな」
「納期守れ」
「安く作れ」
「早く帰れ」
好き勝手言っちゃうとモチベーション保てないだろうし会社に協力しようって意識も芽生えませんよね。
管理職って難しいね。
会社の意向をかみ砕いて部下のモチベーションを上げて効率を図る。。
それが意識せずできる人が
「できる人」
なんでしょう。
本読んだり上司や部下と接するときに上記のようなこと意識してしまうのは
「できる人」ではないんでしょう。
本質ではないんで薄っぺらい部分が透けて見えちゃうんですよね。
ああ
C(Cost 費用) これ、、今ではあまり意識していない(社長には怒られるが)
というか、
理由なく値下げとか理解できないんで聞かないようにしていますね。
新規ユーザーへの入り込み時などは、競合会社に張り合うことはありますけど、最低限必要なコストに関しては、同規模の会社に比べて高い設定にしてる。
品質よく安く短納期対応がユーザーの求める下請け企業の形なんでしょうけど、
都会に工場があって、設備投資行っていくと・・・
コスト重視ってユーザー様とは疎遠になってしまいます。
だって、、大阪の最低賃金そろそろ1000円に届きますよ。
ていうか、募集も1000円超えないと人集まらない…
10年前の単価で仕事できるかって話です。
また最後は愚痴になってしまった。