おはようございます。　

題名は仰々しいですけど、うちで生まれた各種オトシンの卵を見てきての考察です。

うちで生まれたのは

Otothyropsis piribebuy　　ネグロ
Hypoptopoma gulare　　　グラレ
Parotocinclus maculicauda マクリカウダ
Parotocinclus haroldoi　　ハロルドイ
Parotocinclus spilosoma　スピロソーマ（似てる種の可能性大）
Parotocinclus bahiensis　 バイエンシス
Parotocinclus cristatus　　クリスタータス
Hisonotus leucofrenatus　 レウコフレナータス
Hisonotus　thayeri 　　　セイヤリー

孵化して育ったのはこの9種ですね。
パラトシンクルス属が多いですね。
たぶん水槽内でも繁殖しやすい属なのかもしれません。

まずは産み方。
ネグロは集団でたくさんの卵を産み付ける傾向がありますね。
もしかすると他種も成熟した個体が多ければ同じような行動を取る可能性はありますが、実証はできていないので不明です。

パラトシンクルス属の卵ですが、
ネグロのようにまとめて産む感じではなさそうです。
マクリやクリスタータスは1回の産卵で大きなだ円形の卵を10個程度産む感じ。
翌週なども産みますが、個数は減る傾向ですね。
固い基質の水流が当たる場所を好んでいると思われます。

これはマクリの卵。画像そんなに扁平じゃないな・・

クリスタータスの卵。

家で生まれた卵のうち、超扁平卵はこの2種ですね。

グラレは特殊で、孵化してヨークサックが無くなりかけて時に飛び出していくまで親が守ってますね。

色も緑だし生まれた9種の中では別格に違う。

2021年3月撮影分　レウコの卵
稚魚画像はたくさん残してるんですが、卵の画像は少なくて。横から撮影したのこれくらいしかなかったです。
レウコの卵はそんなに扁平ではない感じで他のパラトシンクルス属の卵に似ていました。

セイヤリーの卵
形や大きさはレウコと類似します。
育てにくさも類似してます(笑)

バイエンシスかハロルの卵です。
正直、同じ水槽で同じ時期に産まれたりしたのでわからないです。。

さて、
産む場所にも種によって差が出るようです。

ヒソノートゥス属は水草などに1～2個を産み付けていくことを好むようです。
パラトシンクルス属は水流が当たる固い基質でを好む感じがします。
グラレは急角度な基質に産み付けることが複数のメスで確認できています。

ネグロでよくある産み方として、ガラス面に産むことが多いですね。
1か月程度の期間で何度かに分けて産みますが、徐々に雑な産み方になることあります。
底に転がってるのが増えるのも産卵末期でしょう。

すべての種で同じ部分があるとすると、外殻が柔らかいことです。
透明度が高く、無精卵を分けることもやりやすい。

高解像動画シリーズ029　Hisonotus.hisonotus（ヒソノータス・セイヤリー）の卵
セイヤリーの卵動画です。

孵化前日のジャイアントオトシン・グラレ（Hypoptopoma gulare)の卵。
グラレの卵。
両方youtube上で閲覧すると4k動画で画質がいいです。

今度たくさん時間取れれば、稚魚の比較なども記事にしたいですね。

今日の１枚

2018年9月に撮影。まだ撮影技術もなく、あほほど撮影していいとこどりしてたころですね。
ネグロが産卵し始めた時の画像かな。これがオトシン沼にハマる原因(笑)